改訂 保育原理 ―子どもの保育の基本理論の理解―
- 著者
- 岡田耕一 編著 寺田博行・菊地一晴 著
- 版型・頁
- B5判 196頁(2023/12/25)
- ISBN
- 978-4-89347-423-0
- 価格
- 2,090 円(税込)
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子どもの保育の基本理論について、保育士養成課程「保育原理」に基づいて編集したテキスト。改訂版では、こども基本法、改正児童福祉法(令和4年6月成立)の施行等、最近の保育に関する法令の動向を反映させました。
子どもの保育の基本理論について、わかりやすく編集しました。本書の編集方針として、次の4つをあげられます。「(1)保育者になるために、何を学習するかを明確に示している」「(2)保育所実習や幼稚園実習で役に立つテキスト」「(3)保育所保育指針、幼稚園教育要領などの言葉を取り入れている」「(4)保育所、幼稚園、幼保連携型認定こども園の保育・教育を取り上げている」。各章の冒頭にその章で学ぶことを明示し、章末の振り返りで学んだことの定着を図る初学者に最適な「保育原理」のテキストです。
主要目次
第1章 保育について
1 保育の理念
2 子どものための保育(子どもの最善の利益と保育)
3 保育所と保育士の社会的役割と責任
第2章 子どもと保育に関する法令
1 子ども家庭福祉における保育と関係法令
2 子ども・子育て支援新制度
3 こども基本法とこども家庭庁
第3章 保育所について学ぶ
1 保育所保育指針の改定─新しい保育の始まり
2 保育所保育指針とはなにか
3 保育所の目的と役割
4 保育所保育の目標
5 保育における養護、育みたい資質・能力、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
6 保育に関わるねらい及び内容
7 乳児保育に関わるねらい及び内容
8 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容
9 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
10 保育所と小学校との連携の強化
第4章 幼稚園について学ぶ
1 幼稚園教育要領の変遷
2 幼稚園教育要領と幼稚園教育
3 幼稚園教育の目的、目標
4 幼稚園教育の基本─保育方法の基本原理
5 幼稚園教育において育みたい資質・能力
6 幼稚園教育のねらいと内容
第5章 幼保連携型認定こども園について学ぶ
1 幼保連携型認定こども園の目的
2 幼保連携型認定こども園の目標
3 幼保連携型認定こども園の内容
4 教育と保育を一体的に行う幼保連携型認定こども園の教育・保育とは
5 幼保連携型認定こども園の子育て支援
第6章 保育所保育の方法
1 環境を通して行う保育の必要性
2 保育所保育指針に示された「環境を通しての保育」
3 保育所保育の方法
第7章 保育の計画と評価
1 保育の計画
2 保育の過程─計画、実践、評価、改善
3 学びを実習につなげる─部分実習指導案の作成
第8章 子どもの理解に基づく保育
1 子どもの発達過程の理解と保育
2 個人差に応じた保育
3 観察と記録に基づく子ども理解
第9章 地域社会で行う子育ての支援
1 保育所における子育て支援
2 幼稚園における子育て支援
3 幼稚園、保育所、幼保連携型認定こども園以外の施設で行われる子育て支援
4 地域の人たちによる子育て支援
5 学生にできる子育て支援
第10章 障害児を受け入れる保育
1 障害児保育について(障害の理解)
2 保育現場における障害児保育の実際
3 保護者および関係機関との連携
4 特別な配慮が必要となる子ども
第11章 保育の歴史
1 幼稚園の歴史
2 保育所の歴史(明治時代‐終戦まで)
3 近年の幼児教育・保育をめぐる動向─認定こども園とこども家庭庁を中心として
4 欧米の教育・保育思想
第12章 日本の保育の現状
1 子ども・子育て支援新制度の誕生─社会全体で子育てを支援する
2 幼保一元化に向けて
3 こども基本法とこども家庭庁によるこども施策の推進
4 保育所職員の資質・専門性の向上を目指す
5 保育・育児における情報機器の利用
索 引
保育原理の総復習