保育内容指導法〈人間関係〉 ―確かな実践力を身につける―
- 著者
- 浅井拓久也 編著
- 版型・頁
- B5判 196頁(2023/06/14)
- ISBN
- 978-4-89347-395-0
- 価格
- 2,090 円(税込)
テキスト採用をご検討の先生方はこちらから見本を取り寄せ頂けます。
テキスト採用をお考えの先生はこちら概要
確かな実践力を身につけるための「保育内容指導法〈人間関係〉」の最新テキスト!
本書の特徴は,領域・人間関係と指導法・人間関係を別々の書籍に分けたところにある。これまでのテキストは,領域と指導法を1冊にまとめていたため,どの項目の説明も中途半端なものになっていた。とくに,指導法で重要となる模擬保育や指導案についての解説は極めて少なかった。本書では,0歳から5歳それぞれの模擬保育や指導案を考え方や書き方とともに掲載してあるので,模擬保育や指導案について十分に学ぶことができるよう工夫してある。
次に,人間関係だけではなく他領域の特性を生かした指導法について説明している。実際の保育では,5領域すべてが同時に関わることはいうまでもない。本書では,人間関係以外の領域についての関連が詳述されているので,人間関係の指導法だけではなく,5領域全体を意識した指導法として学ぶことができる。
こうした点に加えて、保育を初めて学ぶ初学者にとって理解しやすい構成になるよう豊富な現場の写真、模擬保育を行っている先輩の写真を用いるなど工夫して編集している。
(「はじめに」を要約)
主要目次
第1章 指導法「人間関係」の基本
1 保育内容の指導方法の目的と意義
2 指導法「人間関係」の目的と意義
3 他領域との関係性
4 指導案の必要性と項目
5 模擬保育の概要
6 ICTを活用した指導法
Column1:授業を通して「できることを増やす」こと
第2章 事例検討:ケーススタディ
1 入園期の不安な気持ちやとまどいの場面
2 いざこざやけんかの場面
事例①:4歳児のけんかからの学び
3 自分の感情をコントロールする場面
事例②:タクヤくんが抱えていた感情
4 決まりやルールを守る場面
事例③:砂場での水遊びは楽しいな
事例④:楽しい積み木遊び
5 友達と協力して遊ぶ場面
事例⑤:積み木をどこまで高く積もう
事例⑥:作品展 ─人形劇11匹のネコ─
6 特別な配慮や支援が必要な子どもとの関わりの場面
事例⑦:ゲームやスポーツで負けるとかんしゃくを起こすリョウマくん
Column2:保育者になるにあたって大事なこと
第3章 指導案の作成
1 指導案とは何か
2 0歳児の指導案作成
3 1歳児の指導案作成
4 2歳児の指導案作成
5 3歳児の指導案作成
6 4歳児の指導案作成
7 5歳児の指導案作成
8 指導案作成の参考となる計画 ─全体的な計画とその他の保育計画─
Column3:学び続ける保育者を目指して
第4章 模擬保育
1 0歳児の模擬保育
2 1歳児の模擬保育
3 2歳児の模擬保育
4 3歳児の模擬保育
5 4歳児の模擬保育
6 5歳児の模擬保育
Column4:子ども同士のケンカから育つ力とは!?
第5章 他領域の特性を生かした指導法
1 他領域とのつながり
2 領域・言葉とつながる指導法
3 領域・表現とつながる指導法
4 領域・環境とつながる指導法
事例①:石けん削り遊び
5 領域・健康とつながる指導法 ─運動遊びを通した人間関係の育成─
事例②:トンネルくぐり
事例③:なべなべそこぬけ
Column5:子どもへのまなざし