子どもの理解と援助 ―演習で学ぶ、心身の発達をみる力と保育者のかかわり方―
- 著者
- 井戸ゆかり 編著 園田巌・紺野道子 著
- 版型・頁
- A5判 232頁(2022/05/26)
- ISBN
- 978-4-89347-344-8
- 価格
- 1,980 円(税込)
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子どもを知り、子どもから学ぶ。
書き込み式の豊富な事例問題を通して、実際の保育現場における発達のとらえ方と、それに応じた具体的な援助を心理学的アプローチから身につけられます。
執筆者は全員、保育者養成校の教員であるとともに、施設や保育所の園長を務めた者、巡回指導員として保育者に助言・支援している者、臨床の現場で発達障害の治療教育や相談を受けている者、とバランスの良さが特徴です。この3人が理論だけ、あるいは保育実践だけが先行するのではなく、両者の融合を目指して執筆しました。
教職課程科目「幼児理解の理論及び方法」のコアカリキュラムにも準拠しています。
主要目次
第1章 子どもの実態に応じた発達や学びの把握
1 保育における子どもの理解の大切さ
2 子どもの理解にもとづく養護及び教育の一体的展開
3 子どもに対する共感的理解と子どもとのかかわり
第2章 子どもを理解する視点──子どもとのかかわりから
1 子どもの生活や学び
2 子ども相互のかかわりと関係づくり
3 集団における経験と育ち
4 葛藤やつまずき
5 環境としての保育者と発達
第3章 子どもを理解する視点──保育の環境から
1 保育の環境の理解と構成
2 環境の移行や変化
3 生涯にわたる生きる力の基礎を培う
Column ヤマアラシのジレンマ
第4章 子どもを理解する方法
1 子どもの心身の発達を理解するには
2 記録
3 省察・評価
4 職員間の対話
5 保護者との情報の共有
第5章 子どもの理解にもとづく発達援助
1 発達の課題に応じた援助とかかわり
2 発達援助における協働
Column ファシリテーション
3 特別な配慮を要する子どもの理解と援助
Column 気になる子どもへの保育現場での工夫の一例
4 発達の連続性と就学への支援
Column 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
Column アプローチカリキュラムとスタートカリキュラム