思いやりが育つ保育実践
- 著者
- 千羽喜代子・長山篤子・帆足暁子・永田陽子・青木泰子 著
- 版型・頁
- A5判 220頁 (2005/5/21)
- ISBN
- 978-4-89347-086-7
- 価格
- 1,980 円(税込)
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概要
“思いやり”とは日本独特の心情で相手に「思いを遣る」という気持ちを表現した言葉である。本書はその実践を明らかにするために調査・研究してきた数多くの子どもの観察事例から「思いやりが育つことの意味」「縦断的観察から見る思いやりの育つ過程」を中心に、子どもの“思いやり”が育つには、子どもの行動や状況に対してどう理解し、どう援助を行えばよいかについて詳述した。
主要目次
1章 思いやりを概観する
1.思いやりとは
2.思いやりの発達過程
2章 観察と調査による思いやりの育ち
1.思いやりの育ちを縦断的に見る
2.思いやりの育ちを横断的に見る
3章 思いやりの育ちから見えるもの
1.思いやりが育つことの意味
2.思いやりは道徳性につながるか
3.D男とN子の発達過程
4章 保育の実践を通して思いやりが育つということを考える
1.相手に気持ちを汲んでもらおうとする
2.相手と気持ちを共有する
3.相手の気持ちに気づく
4.相手の気持ちを汲む
5.気持ちの流れを汲み合う
6.相手の心に積極的に関心をもつ
7.相手を援助しようとする
8.自分の行動と他児の気持ちを関連させながら状況を判断する
9.子どもの葛藤のときを共にする保育者
10.自己実現する子ども
11.保育者の主体性・子どもの主体性
今後の課題