新訂 障がいの重い児(者)の求めるムーブメントプログラム ―MEPA-IIRの実施と活用の手引―

著者
小林芳文・藤村元邦・飯村敦子・新井良保・小林保子 監修・著
版型・頁
B5判2色刷 230頁(2025/03/31)
ISBN
978-4-89347-438-4
価格
3,960 円(税込)
数 量

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概要

障がいの重い児(者)の健康と幸福を願って

 本書は,障がいの重い児(者),つまり重症児(者)・医療的ケア児・重度重複障がい児などの運動・感覚とコミュニケーション支援に向けて作成された「ムーブメント教育・療法プログラムアセスメント:MEPA-IIR」(MEPA-IIR=Movement Education and Therapy Program Assessment-II Revised,略称;メパーツーアール)の実施法とそのアセスメントに連携した活動プログラムのガイド書です。
 MEPA-IIRは,発達の初期段階に止まりやすい障がいの重い児(者)の成長の変化を,細かくチェックできる世界でも類をみないアセスメントツールなのです。その利点は,単なる検査と違い実際の支援に結びつけて評定できること,発達の芽生えや育ちの振り返りがチェックできること,プログラム編成のポイントに結びついたプログラムが作れることなど,支援に必要なPDCAサイクル(計画,実行,評価,修正した実行)につなげて行えることに特徴があります。つまり,本書は,重い障がい児(者)の運動・感覚やコミュニケーション支援に向けた計画,教育や療育における個別の教育支援計画(IEP)や,障がい児(者)の個別家族支援計画(IFSP)にも活用できるように編集されています。
 今,我が国では,ムーブメント教育・療法による支援や療育プログラムがいろいろな領域で使われています。本書の対象である重症児(者),重度重複障がい児はもとより,近年,高齢の方々の医療介護の支援にもムーブメント活動のプログラムが取り入れられ,その効果が注目され始めました。子ども・子育ての楽しい環境,福祉共生,インクルージョン,ウェルビーイングやストレングス(強み)に目を向けた療育支援,QOLの充実など,新しい風としてのキーワードがどんどん叫ばれています。
 本書が,このようなキーワードを大切にする医療,福祉,教育,保育,療育に携わる皆様,そして保護者の方々に少しでもお役に立てれば,私たちのこの上のない喜びです。
(本書「まえがき」を要約)

主要目次

第1部 重症児(者)・医療的ケア児・重度重複障がい児のムーブメント教育・療法
 第1章 重症児(者)・医療的ケア児・重度重複障がい児へのムーブメント教育・療法─その基本的考え方─
 第2章 MEPA-IIRアセスメントの必要性とその活用
 第3章 MEPA-IIRの開発と構成内容

第2部 MEPA-IIRの実施法と活用プログラム
 第4章 実施にあたって
 第5章 運動・感覚分野の実施法と活用プログラム
 第6章 コミュニケーション分野の実施法と活用プログラム
 第7章 MEPA-IIRの実施と活用に向けて─記入例と実践への活用─
 第8章 障がいの重い児(者)に向けたムーブメント遊具等の活用の実際
 第9章 アセスメント実施にあたってのQ&A