幼児教育の原理

著者
請川滋大 編著 加藤直子・德田多佳子・松原乃理子 著
版型・頁
B5判 216頁(2025/04/30)
ISBN
978-4-89347-378-3
価格
2,200 円(税込)
数 量

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概要

就学前の教育の重要性と、遊びを通した教育実践の原理を学ぶ
 本書は、幼稚園教諭や保育士を志す人に向けたテキストです。教育の歴史や思想、制度等に関する知識と、園で展開されている現代の実践事例を紐づけながら学べます。
 「歴史や制度? 目の前の子どもたちにどう関わればいいのか教えてほしいのに」という声があがるかもしれません。ですが、目の前の子どもたちを理解し、明日の教育実践をつくろうとするときに、教育の思想や制度、社会動向などと切り離して考えることはできません。今子どもが経験していることの意味をどう捉えて、どう関わるのか、その考え方や方法の背後を探っていくと、教育観・子ども観へと行き着きます。そして教育観や子ども観は、歴史や制度的な背景と深く結びついているのです。

主要目次

 序章 幼児教育を学ぶ人のために

第Ⅰ部 幼児教育の基礎
 第1章 幼児教育をめぐる動向
 第2章 子どもをとりまく生活環境の変化とその課題
 第3章 幼児教育の思想・制度とその歴史的変遷
 第4章 子どもの遊びと教育的意義―遊びと学び、遊びの質
 第5章 諸外国の取り組みから新時代の幼児教育を考える
 第6章 環境を通して行う教育の理論と方法
 第7章 総合的な教育活動の計画と展開

第Ⅱ部 幼児教育の実際
 第8章 幼児教育の質の向上―組織的・計画的な取り組み
 第9章 幼児教育における子ども理解と記録・評価・計画
 第10章 保護者・地域との連携・協働
 第11章 幼児教育と子ども家庭福祉の関連性
 第12章 就学前施設と小学校との接続―遊びから「主体的・対話的で深い学び」へ
 第13章 現代の幼児教育の課題

 終章 幼児教育について考えるということ