概要
児童文化とは何か。
一つ一つあげていけばキリがないほどその種類は多く、それぞれの奥も深いものです。幼い乳幼児にとっては、生まれてから見たり聞いたりするまわりの大人や子どもからのすべての事柄が学習の対象になりますが、保育者が歌う子守唄も、泣いている赤ちゃんをあやす所作も、その一つ一つが「児童文化」といえます。本書は、子どもがかかわる「児童文化」について整理し、知識として蓄え、さらに子どもと実際に行動できるように、保育内容として解説しました。保育者を目指す学生のテキストとして、また保育者の方の保育の参考図書として、役立てていただきたいと思います(本書「まえがき」より)。