すぐわかる栄養指導実習〈新訂第３版〉

新訂第３版では、日本人の食事摂取基準（2020年）に対応！

栄養指導は栄養士の仕事の中心的な存在である。しかし、栄養指導の学習現場では、複雑な栄養計算、適正な栄養所要量の算定、食品の組み合わせなど、その理論や実践を短期間で教えなければならないため、その指導に時間がかかり、なかなか実習（体験場面）の具体的な指導ができない現状がある。このため、理論的にはわかっていたり、知識をもっていても、いざ現場に向かうと、実際に何から行うべきかわからない学生・卒業生が多い。
本書は、多くの理論・知識を必要とする栄養指導の最低限必要である部分に焦点をあて、実践的なノート形式として編集されている。複雑な栄養計算等の算出などは、見開き形式で解説し、その算出方法がわかりやすくまとめている。巻末には、複写可能な「食物摂取状況調査」から「献立」作成に必要と思われる記録用紙を添付し、何度でもくりかえし実習を行うことができるよう配慮してある。学生が効率よく栄養指導の基本をマスターでき、また、就職したばかりの栄養士にも現場で必ず役立つ１冊である。

＜PART1＞　基礎実習－正しい栄養アセスメントを行うために－
STEP1　実態把握（身体・生活状況、生活状況調査の把握）／STEP2　数値の算出と問題点の明確化／STEP3　栄養所要量の算定（エネルギー所要量算定、各栄養素所要量算定）／STEP4　食事計画（献立作成までの基本、献立作成までの応用）
＜PART2＞　応用実習－実態調査･臨床栄養指導･在宅訪問栄養指導へ－
STEP1　生活についての実態把握／STEP2　臨床栄養指導の実際／STEP3　在宅訪問栄養指導の実際
＜巻末資料1＞研究をまとめよう
＜巻末資料2＞記録用紙を活用しよう