子どもとかかわる人のための心理学 -保育の心理学,子ども家庭支援の心理学,子どもの理解と援助への扉

著者
沼山博・三浦主博 編著 大向幸男・加藤道代・神谷哲司・菊池武剋・鈴木智子・髙橋 賢・田上恭子・津田千鶴・中村 修・中谷敬明・福島朋子・細越久美子 著
版型・頁
B5判 288頁(2020/10/02)
ISBN
978-4-89347-369-1
価格
2,200 円(税込)
数 量

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概要

新保育士養成課程のシラバス「保育の心理学」,「子ども家庭支援の心理学」および「子どもの理解と援助」の3科目に対応したテキスト!

子どもの育ちはもちろん、保育ならではの事象、また広くそれらに関与する家庭やライフスタイル、社会の変化に関する事柄など、保育士養成課程の3科目の内容に即した様々な心理学的事項をトピック形式で分かり易く解説。近年、保育や幼児教育で高い関心をもたれている非認知能力(スキル)、発達障がい、親発達、家族・家庭、そして児童虐待などについても充実して取り上げている。

主要目次

はじめに
序章 子どもを理解するって?

第 1 章 赤ちゃんとかかわる
1 人生の始まり――胎児期の発達
2 赤ちゃんは宇宙人?
3 赤ちゃんの知覚する世界
4 面倒をみさせられている?
5 身体はどのように大きくなるの?――赤ちゃんの身体発達
6 自分の意志で身体を動かせるようになるまで――赤ちゃんの運動発達
7 遊びがしごと
8 赤ちゃんはなんでも知っている?
9 脳の不思議な話――赤ちゃんの脳の発達
10 誰が信頼できるの?(1)――アタッチメントとその働き
11 誰が信頼できるの?(2)――アタッチメントの個人差
12 ことばの前のことば――赤ちゃんのコミュニケーション
13 ことばを獲得する道筋

第 2 章 幼児とかかわる
1 自分のはじまり――自己とセルフコントロールの発達
2 「いうことをきかない」にも発達がある?
3 情動や感情はどのように発達していくの
4 人間関係の発達――対大人の関係から子ども同士の関係へ
5 道徳性と思いやり
6 遊びはどう変わっていくの?
7 マシュマロ・テスト――子どもの自制心を科学する
8 いつから他者の心がわかるの?――「心の理論」の発達
9 子どものやる気を育てる
10 社会情動的スキルを育む
11 子どもはいつから文字が読めるの?
12 子どもはいつから教育すべき?
13 小学校に入ったあとの子どもは?

第 3 章 子どもの学びと保育
1 保育と子どもの発達(1)――発達観,子ども観と保育観
2 保育と子どもの発達(2)――個人差や発達過程・発達の課題に応じた保育
3 「保育所保育指針」の改定と子どもの発達
4 子どもの発達に応じた保育援助(1)――3 歳未満児
5 子どもの発達に応じた保育援助(2)――3 歳以上児
6 子どもの発達と保育の環境
7 生活や遊びを通した学びの過程
8 子どもを理解する方法(1)――観察法による理解
9 子どもを理解する方法(2)――検査法による理解
10 子どもを理解する方法(3)――保育の評価・省察と協働・対話

第 4 章 子どものこころの健康と生活環境
1 子どものこころの健康と生活環境
2 発達障がいとは?
3 気になる子どもとどうかかわるか?
4 障がい児保育とは?
5 虐待を受けている子どもたち
7 子どものこころの健康のために保護者を支える
8 社会システムとしての家族
9 家族にもライフサイクルがある
10 変わりゆく家族(1)──さまざまな家族とその支援
11 変わりゆく家族(2)──異なる文化的背景のある子どもとその家族
12 子どもの問題を地域機関につなぐ

第 5 章 子どもにかかわる大人のこころ
1 親にとって子どもとは?
2 女性のライフコースとワークライフバランス
3 親も子どもと共に育つ
4 母親の育児不安・ストレス
6 父親の育児参加は増えているの?
7 男性は本当に育児に向いていないの?
8 人生の先の先

文献
索引