保育実践に生きる「言語表現」 児童文化財活用のエッセンス

著者
馬見塚昭久
版型・頁
B5判 132頁(2020/12/21)
ISBN
978-4-89347-367-7
価格
2,200 円(税込)
数 量

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概要

保育士養成課程「言語表現」用のテキストです。

■本書の特徴■
〇厚生労働省の指定保育士養成課程における教科目の教授内容:「保育内容の理解と方法」を踏まえ、特に「子どもの生活と遊びにおける体験の例」の項に挙げられている「子ども自らが児童文化財(絵本、紙芝居、人形劇、ストーリーテリング等)に親しむ経験」に準じて、内容を構成しています。各児童文化財の説明から展開の仕方まで、一貫して網羅しています。
〇オールカラー印刷です。各児童文化財の展開において、素材そのものから保育現場での実践風景まで、豊富な写真とイラストを用い、展開の仕方まで視覚的に分りやすい紙面を意識しました。
〇各分野の著名な方にコラムメッセージ「先達マキシム」を寄稿頂き、各児童文化財の魅力と深さが一層、読者に伝わる様、配慮しました。

主要目次

第1章 「言語表現」とは
第1節 子ども自らが児童文化財に親しむ体験
(1)「言語表現」の位置付け
(2)「言語表現」の意義
第2節 生き方を考える「言語表現」
(1)人格形成の基礎
(2)生きる力に直結する児童文化財
(3)保育者の生き方が問われている
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 徳原安昭先生「赴任して実感した免許状の重み」

第2章 児童文化財とは
第1節 子どもと児童文化
(1)子どもの発見
(2)児童文化の誕生
第2節 保育と児童文化財
(1)児童文化財活用の意義
(2)子どもの発達と児童文化財
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 長野ヒデ子先生「子どもらしい発言や感性を大事にできる先生って素敵ですよね」

第3章 おはなし
第1節 おはなしとは
(1)おはなしの来歴
(2)おはなしの特性
(3)おはなしの位置付け
(4)おはなしに関する用語
第2節 おはなしの実際
(1)おはなしの事前準備
(2)おはなしのポイント
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 松岡享子先生「文字を読むのではなく、物語を語る」

第4章 絵本
第1節 絵本とは
(1)絵本の歩み
(2)絵本のジャンル
(3)絵本の特徴
第2節 絵本の読み聞かせの実際
(1)絵本各部の名称
(2)絵本の読み聞かせは共に楽しむもの
(3)絵本の持ち方
(4)絵本の読み聞かせのポイント
第3節 子どもと絵本
(1)絵本と子どもの成長
(2)保育現場での工夫
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 学校法人みちひろ学園 れんげ幼稚園「サービス精神から発展した絵本づくり」

第5章 紙芝居
第1節 紙芝居とは
(1)紙芝居の歴史的な流れ
(2)紙芝居の特性
第2節 紙芝居の実際
(1)紙芝居の事前準備
(2)紙芝居の演じ方のポイント
(3)舞台の有効性
(4)紙芝居づくりへの発展
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム ある女性街頭紙芝居屋さんの思い出「大勢の子どもたちが夢中で見てくれた」

第6章 パネルシアター
第1節 パネルシアターとは
(1)パネルシアターの来歴
(2)パネルシアターの特性
(3)パネルシアターに関する用語
(4)パネルシアターの日常化
第2節 パネルシアターの実際
(1)パネルシアターの事前準備
(2)パネルシアターの演じ方
(3)パネルシアターのつくり方
(4)パネルシアターの仕掛け
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 古宇田亮順先生「言葉の壁さえ乗り越えられるパネルシアターの魅力」

第7章 ペープサート
第1節 ペープサートとは
(1)ペープサートの来歴
(2)ペープサートの特性
(3)ペープサートに関する用語
第2節 ペープサートの実際
(1)ペープサートの事前準備
(2)ペープサートの演じ方
(3)ペープサートのつくり方
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム 昔話のイニシエーション「約束事に則っているから安心できる」

第8章 人形劇
第1節 人形劇とは
(1)人形劇の来歴
(2)人形劇の特性と保育における意義
第2節 人形劇の実際
(1)人形の種類
(2)保育現場の人形劇
(3)折り紙指人形のつくり方
・学びを深めるエクササイズ
・先輩マキシム シアター☆パペッテリアYUKI☆先生・Kaz先生「『命が宿る』パペットの魅力」