保育の心理学 ─実践につなげる、子どもの発達理解

著者
井戸ゆかり 編著  園田巌・紺野道子 著
版型・頁
A5判 194頁(2019/04/25)
ISBN
978-4-89347-343-1
価格
1,980 円(税込)
数 量

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概要

人間の心と身体はどのように発達していくのか。
そして、それを保育のなかでどうとらえるのか。

子どもを理解するために不可欠な心理学や保育の知識をやさしくまとめた、保育者をめざす方に最適な入門書。また、実習や子育てにも役立つ、実践的な内容となっています。

主要目次

第1章 発達をとらえる視点
 1 子どもの発達を理解することの大切さ
 2 子どもの発達と環境
  (1)発達の原理
  (2)発達を規定する要因
  (3)子どもを取り巻く環境
 3 発達理論と子ども観・保育観
  (1)発達と人間理解──生涯発達の視点から
  (2)発達観を育てるための様々な視点──発達理論から
  (3)子ども観と人間理解
  (4)保育観の成り立ち
  (5)発達観・子ども観・保育観の関係

第2章 情緒の発達と社会性の発達
 1 乳幼児期の発達
 2 情緒の発達と自我
  (1)情緒の発達
  (2)「生理的微笑」と「社会的微笑」
  (3)情緒の安定につながるタイミングのよい応答
  (4)社会的参照
  (5)自我の芽生え
 3 自己主張と自己抑制
  (1)自己認知と自我の発達
  (2)情緒の発達と適切なかかわり
  (3)年齢による自己主張・自己抑制の発達
 4 愛着の形成
  (1)愛着とは──母子相互作用からの出発
  (2)愛着の対象と「安全基地」
  (3)愛着行動と愛着の発達
 5 社会的相互作用
  (1)他者とのかかわりの中で育つもの
  (2)言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション  
  (3)愛着のネットワーク

第3章 身体的機能と運動機能の発達
 1 身体の発育
 2 運動機能の発達
  (1)乳児期の運動発達
  (2)幼児期の運動発達
  (3)児童期の運動発達
  (4)遊びと運動機能の発達

第4章 認知と言語の発達
 1 知覚と認知の発達
  (1)知覚の発達
  (2)認知の発達
 2 言語の発達と社会性
  (1)ことばの発達
  (2)コミュニケーションの発達
  (3)思考とことば

第5章 基本的生活習慣の獲得と発達
 1 食事
 2 排泄
 3 睡眠
 4 清潔
 5 衣服の着脱

第6章 子どもの学びと保育
 1 乳幼児期の学びにかかわる理論
  (1)愛着の形成と学び
  (2)発達課題と学び
  (3)認知の発達と学び
  (4)条件づけ
  (5)動機づけ
 2 乳幼児期の学びの過程と特性──遊びから
  (1)子どもにとっての遊び
  (2)遊びの分類
  (3)遊びと認知機能の発達
  (4)自発性・創造性の発達
 3 乳幼児期の学びを支える保育
  (1)乳幼児期の学びの重要な視点
  (2)学びを支えるための要素
  (3)子どもの主体的な行動と保育者のかかわり
  (4)主体性を尊重した発達援助
  (5)自分で考え、自分で行動する
  (6)経験によって育まれる主体性と生きる力

第7章 児童期・青年期の発達
 1 児童期の発達
  (1)児童期とは
  (2)児童期の特徴
 2 青年期の発達
  (1)青年期の特徴
  (2)親子関係の変容
  (3)友人関係の変容
  (4)異性への関心から恋愛へ
  (5)進路選択
  (6)自己理解