日常生活を規定する「環境」。それは私たちのもつ意味関係の総体なのである。
昨今、環境をめぐる議論は盛んだ。では、そもそも私たちは、自然環境だけではなく、それらをも含めた根底としての「環境」をどう捉え、意味づけているのだろうか。子どもの生活世界で生起する、人、もの、ことを結ぶ豊かな関係性と意味性を丁寧に読み解くことから、生活ひいては人生全体の意味の規定性を浮かび上がらせる。
<第1部> 環境とは何か 第1章 世界観をつくる環境 第2章 歴史がつくりだす環境 <第2部> 子どもは環境をどう生きるか 第1章 子どもにとっての環境 第2章 保育における環境 <第3部> 子どもは環境をどう捉えるか 第1章 環境に身を投じて知る世界 第2章 環境に埋め込まれた文化への気づき 第3章 集団の場で獲得する臨床的知性
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