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道徳教育への遡行
岡村遼司 著
A5判 336頁 ()
4-89347-025-6
2,752円
数 量
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「学校における道徳教育の問題は、これから教えるべき道徳である、と外から与えられたものを教師がそのままで教えていることである。道徳とは何か、人格とは何か、ということを自らの責任において探究することは避けることのできない教師の責任である。道徳教育の本質的な困難を自己の裡に明確に見極める作業は、何を措いても教師がやらなければならない責務である。そこにこそ、今日の絶望的な学校教育の状況を克服する一筋の希望がある。」(本文より)
真の道徳教育とは何かを通して現在の教師・教育のあり方を徹底検証した名著!
<第1部> 道徳とはなにか
第1章 人間の道徳と社会倫理(時代の病理、教育の状況、etc.)
第2章 精神の情念と高邁の徳(情念の反乱、六つの基本的情念について、etc.)
第3章 知天命(述而ということ、「孔子知命の言と曰ふなり」、etc.)
第4章 衝動から責任の意識へ
第5章 人格を問う
<第2部> 道徳教育は可能か
第6章 学校教育の現在(学校教育の現在、学校は誰のためのものなのか、etc.)
第7章 評価を求める衝動(何故勉強するのか、どうして評価を求めるのか、etc.)
第8章 道徳教育の実態
第9章 徳は教えられるか
第10章 課題を克服するために etc.