保育士が高い専門性と豊かな資質をもつためには、日頃の研鑽をかかせない。
そのための第一の作業は自分の保育を自らで点検し、それを評価する、つまり自己点検・自己評価である。
本書は、また、保育士一人一人が自己点検・自己評価するためであると共に、例えば園全体で保育のあり方を検討するための用意もしてある。保育はすぐれてチームプレーである。保育士一人一人の力量が向上したとしても、それだけでは十分でないのである。保育士集団としてのまとまりとそれに伴う保育力の高まりが必要なのである。併せて、自らの保育、そして点検・評価の結果を、仲間から、上司から、再点検・評価されるべきである。このための機会として本書を利用されたい。(本書「はじめに」より)
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